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あけましておめでとうございます

 ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 昨年は、政権交代という政治的事件があった年でした。今年は、おそらく、中国が、日本を抜いてGDP世界2位となるのが確実と見られているという変化がある年です。中国では、上海万博があり、そこまでの成長ということはほぼ確実でしょうが、その後、中国経済がどうなるかは不透明である。

 テレビなどで見る限りでは、日本経済は、通常予算と第2次補正予算の執行で、小康を保つ状態が続きそうである。それも外需次第ということもあり、今のところ、高い成長率を維持している中国市場の動向に大きく依存したものとなる可能性が強い。

 財界の新年会でのインタビューで、現在の不況の原因をデフレに求めている経営者がいた。名目的物価のことを言っているのか実質的物価のことを言っているのか、わからないが、例えば、世界最貧国の一つであるエチオピアのGDPは年率2桁の高い数字を示しているが、それを上回るインフレがあるというようなことがある。とくに、アフリカ諸国の経済情勢がここ数年悪化しているという本を読んだ。「社会主義」的政策を採っている国は、アフリカにはなく、世銀・IMF、国際社会のアドバイスや支援を受けて、資本主義的政策を採っていたわけで、それが、ここ数年の間に急速に悪化したのである。どうしてそういうことになったかを、経済に詳しい人が明らかにして欲しいところだが、見たのは、新書版で、元朝日新聞記者の書いたもので、アフリカ諸国政府の政策のまずさに原因を帰しているというものであった。基本的に、工業化路線が農業政策軽視を生み、その結果、農業生産力が低下したことで、食糧不足、インフレが起きているというのである。南ア、ジンバブエなどで、白人テクノクラートを公職から追放するという政策がそれを促進したというのである。しかし、記者の視点は、白人大農場主と現地人零細農民の勤勉さが合わさって、一時期の農業を中心とする好経済を生み出したというもので、階級制を前提とした体制を支持するものである。日本の農地改革では、土地を得た零細・小作農の自営化は、かれらの農業生産意欲を高めたのだが。ただ、それに応える需要が小さかったことに問題があった。協同組合化、そして、政府買い上げ制度などによって、そうした需要の拡大が図られたのである。経済統計で確認はしてないけれども、EUをはじめとする先進国での需要が落ち込むなどの要因が絡んでいる可能性がある。

 次に、東欧から中央アジアにかけての地域が経済的に苦しくなる可能性がある。それは、ヨーロッパ経済の後退が今年予想されているからである。

 世界経済の本格回復というのは、あるとしても、だいぶ先の話のようだ。

 年末、山谷に行って、林芙美子の「放浪記」を書き直した路上芝居を観た。今年は、どんな年になるのでしょうか。どんな情況だろうと、赤い炎のような情熱を持って、生き生きとやっていきたいと思います。

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「後で、その方が申されますには、『私は出来ることなら第一線でお国の為に戦いたかった。そして靖国神社に行きたかった。』 [続きを読む]

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