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第63回シャンナショナルデー

 先日、第63回シャンナショナルデー記念集会に行ってきた。

 シャンとは、現在ビルマ(ミャンマー)の少数民族の一つのシャン族のことである。かれらは、ビルマの軍事政権の抑圧からの解放を求めて、たちあがっている。この集会を行ったのは、在日シャン民族民主主義会というところ。以下に、「第63回シャンナショナルデーにおける声明」を転載しておく。

 アゥン・サン・スーチーさんをはじめ、民主化運動の活動家が投獄され、自宅軟禁におかれるなど、弾圧が続いている。反体制派のビルマ人は、難民となって世界に散っている。そうしたビルマ難民は日本にもいるのである。

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 左の写真は、この集会で披露された、シャン族の伝統的な芸能で、お祝いや喜びを表すものだそうだ。左の獅子は、羊。

          第63回シャンナショナルデーにおける声明

 1947年2月12日、パンロン議定書を結ぶ直前の2月7日にシャンナショナルデーを挙行してから、今年2010年2月7日で、丸63年を迎えました。これまで軍事政権は少数民族をないがしろに扱ってきたため、現在に至るまで、理想とする連邦国家の構築がかなわず、今も尚、様々な問題を抱えているのが現状です。

 現在、シャン州における人々もビルマ全土に暮らす国民と同様に、政治的、経済的、社会的な面において、様々な困難に遭遇しています。独裁軍事政権は、純粋無垢な少数民族たちに対し理不尽な政策を押し付け、60年以上もの間に渡り、過酷で屈辱的な生活を虐げているのです。

 現在ビルマが抱える政治、経済、社会などの問題を解決するためには、全ての民族によって話し合う場が必要だと、少数民族である我々は固く信じています。話し合いの場には、自宅軟禁されているアゥン・サン・スーチー氏をはじめとし、投獄されている少数民族リーダーたちの参加が無くては、意味のあるものにはなりません。

 また、軍事政権が不当に作成した2008年の憲法は、少数民族の歴史を抹消すべく、巧みに作られたことは明白です。

 2010年に予定されている総選挙は、ビルマ国民、少数民族が歴史を刻んできた軌跡を葬り去るために実施される「まやかしの総選挙」であることは、国際社会も認識している周知の事実です。我々シャン民族は、その「まやかしの総選挙」は勿論のこと、その中核をなしている2008年憲法を、いかなる理由があろうとも受け入れられないと言うことを、第63回シャンナショナルデーのこの場におきまして、以下の声明で宣言致します。

  1. 新憲法の再策定の要求。特に、正当な民主化と、少数民族が有する権利を盛り込んだ憲法にすること。
  2. アゥン・サン・スーチー氏、ティン・ウー氏とシャン民族リーダーのクォン・トゥン・ウー氏を含め、シャン民族のリーダーたち、全ての政治囚を即時に釈放すること。
  3. 少数民族居住地域において戦闘区域を拡大させないこと、少数民族への非道な迫害や暴力を中止することを要求します。

                                   在日シャン民族民主主義会

 

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