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2011年2月

タイ・カンボジアの紛争、朝鮮半島情勢

 先日の記事の続きです。

 一つは、天安艦沈没事件や延坪島での交戦から一転して南北対話が始まろうとしているという話である。

 もう一つは,カンボジア・タイの戦闘が国連安保理の議題にかかるという記事である。

 タイは、これを戦争と述べていて、カンボジアにロシア・中国が武器を売ったり贈与しているとして批判している。

 これはまさに戦争であって、大戦争ではないというとにすぎない。

 北朝鮮:韓国の交渉姿勢を非難 予備会談出席の代表団 (毎日新聞9日)

 【ソウル西脇真一】南北高官級軍事会談の予備会談に出席した北朝鮮代表団は9日、「(韓国側が)関係改善を望まず対話自体を全面拒否している状況で、われわれの軍隊と人民はこれ以上、相手にする必要は感じない」と発表した。朝鮮中央通信が10日、伝えた。

 韓国側が、高官級会談の議題は昨年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件などに対する「北朝鮮の責任ある措置と追加挑発防止の確約」とした原則を崩さないことへの揺さぶりとみられる。

 発表では会談のやりとりを紹介し、「対話には対話で、対決には対決で立ち向かうのがわが軍隊と人民の伝統的な対応方式だ」と強調している。高官級会談は北朝鮮が開催を求め、準備のための予備会談が8、9日に板門店で行われた

北朝鮮「韓国と対話の必要なし」 実務者接触決裂2011年2月10日

【ソウル=牧野愛博、ワシントン=村山祐介】

 9日に決裂した南北軍事実務者接触の北朝鮮代表団は同日、韓国を非難し、韓国側が現在の対応を続ける限り、「我が軍隊と人民はこれ以上、(韓国を)相手にする必要を感じない」などとする見解を発表した。朝鮮中央通信が10日朝に伝えた。 北朝鮮代表団は実務者接触の経緯を詳細に説明。韓国の「故意で計画的な妨害策動により合意に至らなかった」と訴えた。「我が軍と人民は平和を物乞いしない。対話には対話で、対決には対決で応じるのが伝統的な対応方式だ」とも強調した。

 南北の実務者接触の決裂を受けて米国のボズワース北朝鮮政策特別代表は9日、ワシントンで記者団に対し「南北関係改善の努力なしには、次の対話のステップは極めて困難だと北朝鮮は理解しなければならない」と北朝鮮に強く警告した。ボズワース氏は、北朝鮮が望む米朝対話や多国間での協議などに進むには、「南北関係が現状よりよい状態になることが不可欠」と強調したうえで、南北関係改善の責任が「北朝鮮にあるのは極めて明白」だとした。 また、クローリー米国務次官補は同日の会見で、南北の実務者接触は「北朝鮮が誠意を証明する重要な機会だった」と指摘。北朝鮮が一方的に退席して決裂させたことで「機会を逸した」と批判した。

[PHUM SARON(タイ) 7日 ロイター]

 ヒンズー教寺院「プレアビヒア」周辺の国境付近の領有をめぐるタイとカンボジア両軍の戦闘は7日、4日目に入った。カンボジア政府によると、5人が死亡、45人が負傷したが、死傷者が兵士か民間人かは明らかになっていない。

 4日の交戦以来、タイ側では少なくとも2人が、カンボジア側では8人が死亡しており、両国は互いに非難し合っている。カンボジアのフン・セン首相は国連安全保障理事会に書簡を送り、タイの「度重なる武力侵略」を非難し、国連の介入を求めた。  一方、タイのアピシット首相も国連安保理に書簡を送り、カンボジアはニ国間の問題を国際化しようとしており、同国の軍による「用意周到な」攻撃を非難した.。  ニューヨークで7日に開かれた国連安保理では双方の書簡について話し合われたが、当面は東南アジア諸国連合(ASEAN)の仲介を見守ることで議会は一致した。ASEANは同日、カンボジアにインドネシアのナタレガワ外相を派遣。同外相は8日、バンコクでタイ政府当局と会談することになっている。

 毎日新聞2月9日

 タイ・カンボジア衝突:国連安保理会合に両国外相が出席へ

 【バンコク西尾英之】国境の山岳寺院を巡るタイとカンボジアの軍事衝突でタイ外務省は9日、同国のカシット外相が14日ニューヨークで開かれる国連安全保障理事会に出席し、タイ側の立場を説明すると明らかにした。カンボジアのホー・ナムホン外相も出席するという。 カンボジアはフン・セン首相が安保理に緊急会合開催を要請するなど、事態打開へ向け国際社会の介入を強く求めている。タイは「2国間協議で解決する」と介入を拒む姿勢だ。  一方、カンボジアは、タイ軍の攻撃で国境のヒンズー教寺院「プレアビヒア」が破壊されたとしている。ユネスコは8日、世界遺産に登録された同寺院の損傷状況を調べるため早急に現地に調査団を派遣すると発表。しかしタイ外務省は9日、「現地の情勢が安定していない」として派遣に反対の意向を示した。

 寺院周辺では7日以降、交戦は起きていない。8日、戦闘で負傷したタイ兵士1人が死亡し、両国の死者は少なくとも8人となった。

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タイとカンボジアの軍事衝突

 チェニジアの民主化からエジプトへと飛び火した北アフリカ・中東での「民主化」の波が高まっている。それについては、連日報道されている。

 他方で、同時に、アルバニア、イエメンなど、世界各地で民衆の政治闘争が起きているが、それについての情報はあまり大きくは取り上げられていない。

 その一つが、以下の記事だ。今、タイとカンボジアは、すでに何度か交戦していて、前回も小衝突で収まっているが、大体、どんな大戦争でも、こうした小競り合いから発展していったので、注意が必要である。この小競り合いが小規模なままで済むかどうかは、様々な要因がからんで決まるものである。先の、延坪島(ヨンビョンド)での南北朝鮮軍の衝突もそうである。

 今日、公開したコメントの方は、いわゆる「北方領土」を日露が相互移譲するという私が以前に書いた提案を非現実的といった批判をされている。そんなことをしたら後どうなるかと言うのである。なるほど、旧ソ連が北海道の北半分までを制圧するというスターリンの計画に従って軍事占領したことから、ロシアとの間の領土問題が発生したのは確かである。しかし、まず、北海道は、明治まで日本ではなかったという歴史的事実を踏まえる必要があるし、その他の北方の領土は、日露戦争での勝利以後に取っていったものだという歴史事実も考慮に入れなければならない。いつの時点での領土なのかという点での正当性を考えなければいけない。以下の記事に明らかなように、領土の最終的画定根拠を軍事的勝敗に求めようとすることはよくあることで、そうした基準以外の選択肢を「笑う」なら、そういう人はロシアとの戦争の準備をして死ぬ覚悟をするがいいと思う。

 それから、コメント氏は、黄文雄氏の書いたものを全部読んだのかと言う悪口を書かれている。それが、悪口でしかないということに自ら気づかれないなら、そこからまず自省されるようお願いしたい。私は、ある時点での彼の発言や書いたものを読んで書いたものだし、ネットや図書館で読めるものには一応目を通した上で書いている。

 論点としては、領土とは何かについていろいろな角度から深く考察することが必要だと思う。浅薄なナショナリズムの心情主義は己れを危うくすると考える。

 このような小衝突の繰り返し、蓄積は危険であるということを、国際社会のリーダーたちはリアルに感じ取っていると思う。

タイ、カンボジア両軍が国境で交戦 3人死亡
2011年02月05日 13:16 発信地:プノンペン/カンボジア 

カンボジアとタイの国境未確定地域にある世界遺産のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア(Preah Vihear)」の前で警備にあたるカンボジア軍兵士(2010年2月6日撮影)。(c)AFP/TANG CHHIN SOTHY
関連写真1/1ページ全1枚

【2月5日 AFP】世界遺産のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア(Preah Vihear)」周辺のカンボジアとタイの国境未確定地域で4日に両国軍が激しく交戦し、タイの民間人1人とカンボジア軍兵士1人が死亡したのに続き、5日も交戦があった。

 タイ軍によると、5日早朝の交戦で、タイ軍の兵士1人が死亡した。

 両国は2008年7月以降、プレアビヒア周辺の国境未確定地域をめぐって衝突を度々起こしている。

 国際司法裁判所は1962年にプレアビヒアをカンボジア領と認定する一方、遺跡への表玄関の部分はタイ領であるとの判断を下した。しかし現在も周囲の国境は未確定となっている。(c)AFP/Suy Se

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