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福島第一原発4号機の火災

 人がたくさん死んでいる。

 しかし、原発の危険な事態は収まっていない。だから、気を抜くわけにはいかない。

 葬儀の映像をみるのはとてもつらい。「同胞」だからではない。社会=身体が傷ついているからだ。

 原発からかなりの範囲の人々は、いつでも避難出来るように備える必要がある。反原発団体が速やかに動いている。

 広島・長崎、そして東海村の原発事故を思い起こすこと。放射能の影響は3代先にまで及ぶ。白血病の治療はつらい(体験済みだ)。

事故のレベルは、チェルノブイリ事故のレベルに近づいている。チェルノブイリ原発事故では、半径400キロが立ち入り禁止となり、町は何年も人の住めない廃墟になった。白血病の治療に、チェルノブイリでの被爆者が来日したことは記憶に新しい。

4号機で再び火災、ホウ酸の空中散布検討 福島第1原発
2011/3/16(日経)

 東日本巨大地震で被害を受けた福島第1原子力発電所4号機で、16日早朝、一時的だが2回目の火災があった。15日夜には海江田万里経済産業相が原子炉等規制法に基づき東電に4号機に速やかに注水するよう命じた。ただ、4号機は放射線量が高く、現場に作業員が近づけない状態。東電は空中から水や冷却剤を散布する検討に入った。建屋内の使用済み核燃料は温度が高くなっており、緊迫した状態が続いている。

 2回目の火災は4号機の中央制御室にバッテリーを運んでいた東電社員が16日午前5時45分、建屋の北西部付近から炎が上がっていることを見つけた。30分後には炎が見えなくなっていることを確認、鎮火したとみられる。

 4号機は15日午前にあった水素爆発によって建屋が損傷した。4、5階の北西側面から屋根にかけて、8メートル四方の大きな穴が2つあいた。建屋周辺の放射線レベルが高く、作業員が近づけない状態になっている。

 東電は、ヘリコプターを使って上空からホウ酸を散布することを検討していることを明らかにした。ホウ酸には核分裂反応が連鎖して起こる再臨界を防ぐ効果が期待できる。ホウ酸は1999年に起きた核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所(茨城県東海村)で起きた臨界事故でも使用された。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、4号機の水温はセ氏84度と沸点近くまで急上昇した後、変わっていないもようだ。沸点近くの状態になると水が蒸発するため、プールの水位も下がって燃料棒が露出してしまう可能性も。

 燃料棒が露出した状態では放射線が大気中に放出される状態となっている。火災によって燃料棒が破損される事態となれば、燃料棒が持つ崩壊熱によってさらに反応が進み、より大量の放射線が出ることも考えられる。

 水素爆発などによって建屋や格納容器の一部である圧力抑制室が破損した1、2、3号機については注水作業が続いている。ただ、圧力容器内の水位がどの程度回復しているかは確認できておらず、予断は許さない状況が続いている。

第一原発事故はレベル6または7…米機関が見解

 【ワシントン=山田哲朗】米民間機関、科学国際安全保障研究所(ISIS)は15日、福島第一原発の事故について、国際原子力機関(IAEA)が定める国際原子力事象評価尺度(INES)でレベル6または7に相当するとの見解を発表した。

 同研究所は「もはやレベル4と見ることはできない」と指摘。「レベル6に近く、レベル7に達するかもしれない」としている。過去の原発事故では、史上最悪の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故がレベル7、米スリーマイル島原発事故はレベル5だった。(2011年3月16日 読売新聞)

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