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原発廃炉、緒戦の勝利について

 昨日、初めて、テレビのニュースを長く観た。

 報道関係の自主規制によってずいぶんぼやかされている(都合よく物語化されている)とはいえ、被災のすさまじさを改めて感じるし、ショックだ。

 東電会長がついに福島第1原発1号機~4号機の廃炉を表明した。遅すぎるにせよ、これでコンクリートで封鎖するなどの思い切った措置がとれるようになるので、事故の早期終息化の可能性が高まったということは言える。

 経済的、社会的には、統制化へと進んでいて、政治的にも「挙国一致」の掛け声が出ているように、全般的な統制強化は避けられない情勢だ。損保業界は企業横断的に共同行動を取ることを決めている。東電は国有化するという政府方針が示唆されている。計画停電という概念が示す「計画」化がすでに始まっている。電力、重要物資の需給管理、土地問題、等々の課題が統制的に処理されるようになるだろう。「右」からの統制か、「左」からの統制かという選択肢が鋭く提起されつつある。

 ドイツのように緑の党-「左」の政治による政策の転換か、それとも石原的「右」からの統制なのか。政治的な選択肢の選択が未来の鍵を握るような事態になりつつあるのである。

 東電の原発廃炉の表明は、「左」の選択肢の大きな緒戦の勝利であった。この勝利をてこにさらに全般的な社会革命の課題の選択肢をめぐる政治的社会的闘いを推し進めなければならない。「右」からの統制は、国策としての原発推進・核武装の道という選択肢であり、放射能の犠牲者を再び生みだす選択肢である。それは、人々の多数を幸福にする選択肢ではないし、犠牲者の死を無駄にするものでしかない。それを恐れる。

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