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リビア新体制とスイスでの右派・みどりの後退

 フランスなどが6000回以上の空爆と反政府勢力支援でカダフィ体制を覆したリビアで、反カダフィ派の「国民評議会」は、イスラム色の濃い政策をとることを発表したという。旧ユーゴスラビアの戦争犯罪を裁くために、オランダのハーグに国際戦犯法廷が設けられている。カダフィ大佐に人道への罪、戦争犯罪があるならば、国際法廷で裁かれるべきであった。ところが、カダフィ大佐は殺戮され、遺体は公開され、さらしものにされている。カダフィ派は弾圧されるだろう。その一部は難民となるだろう。一時カダフィ国外逃亡という報道が流れたが、それは事実ではなかったことが明らかになった。徹底的にカダフィを攻撃したフランスを先頭とするNATOと欧米は、今度は、「イスラム過激派の勢力が広がることを……懸念する可能性もある」ということになった。もう一度、欧米は、リビアへの軍事介入をするのだろうか。

 欧米諸国が他国の政権を軍事介入によって潰すということが、今や当たり前になりつつあるが、これは、帝国主義的なやり方であり、戦争を拡大するやり方である。帝国主義批判を強めなければならない。そうしなければ、支配階級のための戦争に多くの人々が駆り出され、人々が殺し合わされることになる。

 次に、脱原発が上下院で議決されたスイスで、脱原発と規制緩和を掲げる政党が躍進したというニュースである。脱原発と規制緩和が政策的に結びつきうることは明らかである。原発以外で発電すればいいからである。同時に移民排斥を掲げる右派政党が後退した。ドイツの例を見ても、福島での県議会での全会一致の脱原発決議を見ても、だんだん、ソ連崩壊の具体的原因は、チェルノブイリ原発事故だったのではないかという考えが強まってきた。体制的要因は実はあの頃大騒ぎされたほどではまったくなくて、86年のチェルノブイリ原発事故の衝撃とそれに対する政府の対応への不満が大きかったのではないかということである。スイス、あるいはドイツでも、脱原発でなければ、人々の支持が得られないということになって、体制が転換するということが起きるのではないだろうか。フランスも危ないのでは、という気がしてきた。日本では野田政権は、今のような対応をし続けていると長く持たないのではないか。それほどの深い衝撃が福島原発事故にはあったと思えてならない。

妻は4人まで容認 新生リビア、宗教厳格化へ
2011.10.24[政変・反政府デモ]

 リビアの反カダフィ派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は23日、リビアの「解放」が宣言された北東部ベンガジでの式典で「シャリア(イスラム法)が法の基本となる」と演説。銀行の利子を原則として禁止し、妻を4人まで持つことを容認するなど「新生リビア」ではイスラム教に沿った法を施行すると表明した。

 同じく独裁政権が崩壊したチュニジア、エジプトでもイスラム系勢力が政治力を拡大。リビアが、宗教をより厳格化した国家に向かう可能性があり、イスラム過激派の勢力が広がることを欧米が懸念する可能性もある。

 AP通信によると、現在のリビア家族法では複数の妻を持つことに一定の制限があるが、議長はイスラム教に従った「(平等な扱いを条件として)4人までの妻帯」を認めるとした。(共同)

右派と「緑の党」、予想に反し退潮 スイス総選挙
2011.10.24産経

 23日行われたスイス上下両院選挙は即日開票され、選挙管理委員会の中間発表によると、下院(定数200)では、移民受け入れに反対する第1党の右派、国民党が事前の予想に反し7議席減らし、55議席になる見通しとなった。一方で新興の2政党が10議席前後を獲得する勢い。ただ、主要政党の勢力分布に大きな変化は見られない。

 東日本大震災による福島第1原発事故の影響で、当初は脱原発を強く訴える「緑の党」が議席を増やすと思われた。しかし、同党は逆に7議席減らし13議席の見込み。

 支持を拡大した新興政党のうち一つは、脱原発のほか企業の規制緩和を求める政党。最近の急激なスイス・フラン高などにより、有権者の関心は多様化したとみられる。

 一方、上院は定数46のうち27議席が確定。残りは11月の第2回投票に持ち越された。(共同)

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