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米人種間の資産格差が22倍に 不況で拡大

 以下は、欧州経済危機が深まる中、気になる記事である。

  「スペイン政府は21日、銀行部門の資本不足が最大で620億ユーロ(約6兆2千億円)に達すると発表」(6月23日 日経)したが、5月に決定したEUの支援額は42億ユーロ(現在の為替レートで約4200億円)でしかなく、全然足りない。また以下の記事は、資本主義・帝国主義は、人種差別をなくせないし、再生産している構造的問題があることを示している。

  一方では、平等や民主主義というたんなる言葉の上だけの虚しいスローガンや部分的改良があり、かれらは、それを誇大に宣伝して、人々を騙している。このようなイデオロギー空間内に置かれているわれわれが、それから頭だけでも解放されるためには、別のイデオロギー空間に入る必要がある。それは脱イデオロギーということではない。あるいは、脱イデオロギーというイデオロギー空間に入ることではない。それでは、自分はイデオロギーとは無縁であるという妄想に陥るだけである。

 また、イラクやアフガニスタン戦争の際に、米国内では、人種差別的で排外主義的な宣伝・扇動が行なわれた。差別と戦争は繋がっている。

米人種間の資産格差が22倍に 不況で拡大

  ニューヨーク(CNNMoney) 米国勢調査局が最近発表したデータによると、米国の白人は黒人の22倍の資産を保有しており、その差は昨今の大不況で約2倍に拡大した。

  2010年の人種グループ別の世帯純資産の中央値は、白人世帯が11万729ドル(約890万円)だったのに対し、黒人世帯は4995ドル(約40万円)、ヒスパニック系世帯が7424ドル(約60万円)だった。

  白人とその他の人種グループとの貧富の差は不況の間に拡大しており、白人は他のグループに比べ、不況をうまく切り抜けたといえる。白人以外の3つの人種グループの世帯純資産の中央値は2005年から2010年までに約60%も減少したのに対し、白人世帯のそれはわずか23%しか減少しなかった。

 人種間の貧富の差は今に始まったことではない。これまでも黒人やヒスパニック系は白人に比べ、低所得、高失業、低学歴だった。しかし、昨今の大不況で状況がさらに悪化した。例えば2005年の純資産の差は今ほど大きくはなく、白人は黒人の12倍、ヒスパニック系の8倍だった。

  黒人やヒスパニック系が不況をうまく乗り切れなかった主な理由は、総資産に占める住宅資産の割合が白人に比べて大きかったためだ。住宅バブル期に黒人やヒスパニック系の持ち家率は上昇したが、彼らは白人に比べ、より多くの住宅購入資金を高コストのサブプライムローンに依存していたため、不動産バブルの崩壊で、より壊滅的なダメージを負った。

  また黒人やヒスパニック系は、保有資産を預金や株といった金融システムに回す確率が低く、さらに白人に比べて高い失業率も貧富の差を拡大する要因となっている。

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